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3Dプリンティング速度を2倍にする大学開発ソフトウエア出荷

June, 9, 2022, Ann Arbor--3Dプリント中の振動は、プロセスの速度低下あるいはパーツを反らすが、新開発のソフトウエアにより、精度を犠牲にすことなく、スピードを維持できる。

 ミシガン大学が発明し、スピンオフ企業、Ulendoが開発した製品が米国最大の積層造形会議、RAPID + TCT Conferenceで発表された。

ソフトウエアは、理想的な世界でパーツをプリントさせるコマンドと、現実的世界におる振動を装置がどう補正するかの変換器として機能する。それは、機械的にプリンタヘッドを動かすプリンタで機能する。

「動いている物体の振動を減らしたいなら、ほとんどの場合、遅くすればできる。しかし、3Dプリンティングはすでに十分遅いので、そのソリューションは、別の問題を作り出す」とChinedum Okwudire、U-Mの機械工学教授、Ulendoの創始者は話している。「われわれのソリューションにより品質を犠牲にすることなく高速プリントできる」。

結果として、プリンタは、多くのエネルギーを消費することなくスピードを2倍にし、同時にプリンされたパーツ当たりのコストを下げる。

Ulendoソフトウエアは、FBS(Filtered B Splines)と言う。その技術的名称は、3Dプリンタの振動を補正するためのOkwudireチームが利用する数学関数を参照している。機械のコマンドを理想的な予測から3Dプリンタの振動を補正するコマンドに変換する。

Okwudireが最初に振動に対するソフトウエアソリューションを考え始めたのは、産業で働いて、振動する高精度フライス盤装置に直面したときだった。同氏のチームは、振動を防ぐために装置を固めることができないので、速度を落とさざるを得なかった。

2011年、U-Mの教授として、同氏は機械の振動を克服するソフトウエアを設計する自由を得た。2017年、同氏のラボの機械工学院生が、3Dプリンタにそのソフトウエアを実装した。

研究チームは、そのアルゴリズムを他の種類の装置に拡張しようとしている、ロボット、高速機械、もっと多くの種類の3Dプリンタ。RAPID+TCTでは、同氏は、研究室の最新技術、SmartScanも紹介する。このソフトウエアは、インテリジェントにレーザビームを動かし、粉末床溶融でプリントされたパーツで熱の蓄積による反りを防ぐ。

(詳細は、https://news.umich.edu/)