May, 17, 2022--イギリスのバッジメーカーBadgemasterは、Photocenticの3Dプリント技術で再利用可能な新しいネームバッジを一般小売店向けに製造した。
Badgemasterは新規ツーリングがクライアントの締め切りに間に合わなかったため、3Dプリントに目を向けた。このネームバッジの発注量は3万ユニットで、耐衝撃性ポリスチレンの背面射出成形コンポーネントという設計だった。
新型コロナウイルスによるパンデミック中、PhotocentricのNHS向けフェイスシールドの大幅な追加生産能力を見て、Badgemasterは同社のLC Magnaのプリントファームで3万ユニットのネームバッジの注文を回せるかを問い合わせた。積層造形(AM)がネームバッジ製造に適しているかを決定する製品試験を成功させ、Photocentricは三週間でプリント作業を完成させた。3Dプリントは従来の方式に比べてコンポーネントの価格が高かったが、「商業的に許容される割増額」ということだ。
「当初のバッジのデザインコンセプトは、パンデミックの間、保留されていた。状況が緩和されると、顧客は再び関心を示したが、リードタイムが短いということは、ツーリングが不可能ということ。『英国のメーカー』として誇りを持っている当社は、Photocentricを新たな革新的英国メーカーとして解決策を持ち合わせていると見ていた」と、Badgemasterのマネージング・ディレクターIan Bradbeer氏は述べる。「Photocentricは要求への対応が早く、かなり短いリードタイムでも希望の量に応じてくれた」。
「当社のプリントファームが、ツーリングを必要とせず品質を保ちながらも、コンポーネントの迅速な改良を実現したこのプロジェクトにおいて、BadgemasterのIanとそのチームを支援できたことを大変うれしく思う」と、Photocentricのセールス・ディレクターSally Tipping氏は加える。「困難な時間枠で重要な顧客への供給を可能にすることは、ソルーションとしての積層造形(AM)の強みを示す良い例であり、LCD 3D技術の大きな利点である」。
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