ORNL､風力タービン向け全強鋼コンポーネント製造にAMを利用

April, 7, 2022, Oak Ridge--オークリッジ国立研究所(ORNL)の研究者は､最近､ウインドタービン向けの全強鋼コンポーネントを造るために金属大型積層造形(AM)を利用し､その技術が従来の溶接アプローチの実行可能な代替になることを実証した｡

米国の風力エネルギー採用は､大型で複雑な構造を製造する業界の能力に大きく依存している｡AM､つまり3Dプリンティングは､従来法と比較して､コストを下げ､製造効率を高める｡

デモンストレーションでは､ポリマと金属ベース3Dプリンティングプロセスを導入して､タービンのスケルトンノードを作製した｡これは､構造ビーム間の耐荷重ジョインとして機能するものである｡研究チームは､パフォーマンスと総製造コストを比較し､3Dプリンティングの短期コストは溶接と同じであるが､長期予測将来コストの優位性が証明されたと判断した｡

｢金属アディティブにより､従来法では実現できないような先進的設計や軽量コンポーネントが可能になる｡この技術により､大型のリサイクル可能な金属ウインドタービン構造の迅速なプリンティングが可能になる｣とORNLのBrian Postは話している｡
(詳細は､https://www.ornl.gov)