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3Dプリントした合金の品質を素早く調べる方法

April, 1, 2022, Singapore--南洋理工大学(UTN)シンガポールの研究者は、3Dプリントされた金属部品の構造を解析できる、高速、ローコストなイメージング法を開発した。

ほとんどの3Dプリントされた金属合金は、無数の微視的結晶で構成されており、形状、サイズ、原子格子配向が異なっている。

この情報を位置づけることで研究者やエンジニアは、合金の特性、強度や強靱さを推測できる。これは、木目を見るのと同じである。木目が同じ方向で連続しているときに木は最強である。

このNTU技術は、例えば航空宇宙領域に役立つ。同業界では、ミッションクリティカルな部品、タービン、ファンブレードや各コンポーネントのローコスト、迅速評価が、メンテナンス、修理、オーバーホール業界にとって画期的になる。

高価で時間がかかるスキャニング電子顕微鏡を使う現在のゴールドスタンダードと比較すると、この高速で簡単な金属合金解析法は、かかる時間はわずか15分、コストはほんのわずかである。

研究チームの成果は、査読誌、Computational Materialに掲載された。

(詳細は、https://www.ntu.edu.sg)