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ライトフォース・オーソドンティックス社、8000米ドルの資金を調達−歯列矯正用ブラケットの3Dプリント製造を強化へ

August, 21, 2023--サム・デイヴィス

3Dプリントされたカスタムメイドの歯列矯正用ブラケットを開発する米ライトフォース・オーソドンティックス社(Lightforce Orthodontics)は、シリーズDの投資ラウンドで、8000米ドルを調達したことを発表した。

2020年の1400万米ドルと2021年5000万米ドルの資金調達に続く今回の投資ラウンドを主導したのは、米Ally Bridge Group、米Transformation Capital、そして中国のCareCapital。米Omega Venture Partners、米Matter Venture Partners、アメリカ矯正歯科学会(American Association of Orthodontics:AAO)と、同社にすでに出資している米Kleiner Perkins、米Tyche Partners、米Matrix Partnersも、このラウンドに参加した。

ライトフォース社はこの資金を基に、新施設によってカスタムメイドの3Dプリントブラケットの生産拡大を図るとともに、ワークフローにおける人工知能(AI)の活用を促進して、社員教育に投資するとしている。同社は、ブラケットに対して1世紀近く前から採用してきたアプローチを3DプリントとAIによって変える、というミッションを掲げた商業活動を、2020年から展開している。

同社は、パーソナライズされたデジタル治療計画に基づいてカスタムメイドされた3Dプリントのブラケットを、歯列矯正市場に提供している。AIは、患者の骨格と、「臨床効率と美観」の面で最適な歯の位置に対して、正確なデジタル表現を生成するためのLightForceソフトウェアに導入されている。マサチューセッツ州ウィルミントンに建設される3万6000平方フィートの新しい製造施設によって、この製造体制が強化される予定である。ライトフォース社は、最新ラウンドで調達した資金を、設計/科学チームの育成にも活用したいと考えている。また、「フリーサイズのブラケットを在庫としてストックする体制からオールデジタルの医療体制へ」の移行に「必要なスキルと技術」を、歯科矯正医に提供することを目的とした臨床教育リソースにも、投資するつもりである。

「この素晴らしい投資企業連盟によって、医療機器、ヘルスIT、AI、先進製造の分野からの多岐にわたる専門知識がもたらされて、当社の全般的な成長と継続的なイノベーションを支える、重要なリソースと専門的助言が得られた」と、ライトフォース社の最高経営責任者(CEO)で共同創設者のアルフレッド・グリフィンIII博士(Alfred Griffin III, DMD, Ph.D., MMSc)はコメントした。「10代の患者は何十年もの間、カスタムメイドではないブラケットの不正確性と非効率性による制約を受けてきた。ライトフォース社が創設されたのは、個々の患者に対して完全にパーソナライズされた治療を歯科矯正医が選択できるようにして、患者の結果と治療中の体験を改善するためだった。今回調達した資金によってライトフォース社は引き続き、重要な人材を誘致し、当社の素晴らしい歯科矯正医コミュニティを通じて革新を行い、業務規模を拡大することで、10代の歯列矯正の治療水準引き上げを目指していく」(グリフィンIII博士)。

Ally Bridge Groupのマネージングディレクターを務めるケビン・レイリー氏(Kevin Reilly)は、次のように付け加えた。「ライトフォース社は、歯列矯正業界を次のレベルに引き上げている。同社のソリューションは、非常に革新的な技術を適用することによって、3Dプリントによる歯列矯正治療のパーソナライズを可能にし、患者が最高の笑顔で笑えるようにする。われわれは、歯列矯正業界の個別化医療(パーソナライズ医療)のメリットを確信する、多様なヘルスケア/技術部門の一流投資企業で構成されるグループの一員になれて光栄に感じている。歯列矯正の未来は、カスタマイズとデジタルワークフローにあり、今回の資金によって患者ケアが継続的に改善されていくことを楽しみにしている」。