Products/Applications 詳細

アンカー社、「ワンクリック」操作の3Dプリンター「AnkerMake M5C」を発表

August, 21, 2023--「AnkerMakeは、アーティストや発明家、趣味やDIYに打ち込む人々に手段を提供することに力を注いでいる」

オリバー・ジョンソン

「AnkerMake M5C」

米アンカー・イノベーションズ社(Anker Innovations)の3DプリントブランドであるAnkerMakeは、3Dプリンター「AnkerMake M5C」の発売を発表した。ワンクリックで「機能を簡単にカスタマイズ」できるように設計されているという。ユーザーはAnkerMakeアプリを使用することにより、ボタンのシングルクリック、ダブルクリック、長押しの機能を、カスタマイズすることが可能だ。

同社によると、プリント、再プリント、レベリング、ホーミング(原点復帰)、一時停止、停止の操作が、ワンクリックで実行できるという。

「AnkerMakeは、アーティストや発明家、趣味やDIYに打ち込む人々に、その素晴らしいアイデアに命を吹き込んで実現するための実用的でシームレスなツールを提供することに力を注いでいる。ユーザーフレンドリー性を重視したAnkerMake M5Cは、並外れたプリント速度と卓越したプリント品質に、どのようなレベルのスキルと経験の持ち主でも簡単に操作できるアクセシビリティを組み合わせた製品である」と、AnkerMakeのゼネラルマネージャーを務めるフランク・ジュー氏(Frank Zhu)は述べた。

M5Cは、49ポイントの自動ベッドレベリングシステムを備え、これによって校正プロセスが簡素化され、正確なプリントが確保されるとAnkerMakeは述べている。また、PEIマグネットプレートによって「フレキシブルながらも安定した」表面が提供されており、完成した3Dプリント部材を簡単に取り除くことができるという。

M5Cは、AnkerMakeのPowerBoost 2.0テクノロジーをモーション制御に採用しており、500mm/sの最大プリント速度と、5000mm/s2の最大加速度を実現する。AnkerMakeによると、アルミニウム合金のベース構造によって、安定性を高めて機械振動を低減しつつ、エクストルーダーとデュアルZ軸設計によって、高速時でも0.1mmのプリント精度を保つという。

M5Cには、最大300℃の温度に対応可能な全金属製のホットエンドなど、優れた耐摩耗性を備えた部品が採用されていると、AnkerMakeは述べている。

3DプリンターAnkerMake M5Cは、米国では既に購入可能で、英国では予約注文が受け付けられている。