January, 6, 2025--スポーツブランドのプーマ(PUMA)は、新しいクリエイティブ・ハブ「Studio48」をドイツ本社に開設した。専用の3Dプリント設備を設置するという。
Studio48は、プーマのデザイナーやクリエイターが、新しいパフォーマンスや「Sportstyle」製品に向けた「新しいアイデアを開発して、コンセプトを創造」できる場として、開設されたものである。
Studio48は、「プーマブランドを高めることで持続可能な成長を目指す」同社戦略の一翼を担うと、同社は述べている。500平方メートルの総面積を誇るStudio48には、3Dプリント設備に加えて、皮革と布地用の縫製機や、プリントと刺繍のための装置が設置されるほか、製品テストエリア、フォトスタジオ、ミーティングスペースが設けられる予定だ。
「新しいStudio48によって、当社のデザインの卓越性を強化し、ブランドを高めるための重要なツールを創造していく」と、プーマのクリエイティブ・ディレクション&イノベーション担当バイスプレジデントを務めるハイコ・デセンズ氏(Heiko Desens)は述べた。「当社製品の多くはデジタルで開発されているが、Studio48はそれとは異なる種類の創造性を育む空間として、当社のさまざまな部門のデザイナーが一緒にブレーンストーミングをしたり、ベストプラクティスを交換したり、新素材を体験したり、製造したい製品の触感を確認したりすることができる場になる」(デセンズ氏)。
同社のプレスリリースによると、Studio48は、社外パートナーを招いたり、同社のグローバル・デザイン・コミュニティを集めてワークショップやイベントを開催したりするためにも使用されるという。12月のオープニングイベントでは、米国を拠点とするアップサイクラーのニコール・マクラフリン氏(Nicole McLaughlin)が、循環性に関する自身のビジョンを語った。このイベントには、世界各地にある同社の複数の拠点から、あらゆる製品カテゴリに携わるプーマのデザイナーらも参加した。
プーマは2024年に、米国のラップミュージシャンであるA$AP Rockyとコラボしてデザインし、米カーボン社(Carbon)の「Digital Light Synthesis」技術を使用してプリントしたスニーカー「Mostro 3.D」をリリースしている。