November, 28, 2024--Formnextで初めて公開されたExa 250vxマシンは、「高生産スループットで優れた解像度のマイクロパーツ」を作成できるように開発された。予約注文はすぐに可能で同社は2025年第2四半期に出荷を開始する予定である。
新しいマシンの開発では、Nano Dimension社はFabrica TeraおよびFabrica Gigaシステムのユーザーからのデータを活用した。同社は、このデータを使用して、サービスビューローとOEMの両方の要求に対応できるマシンを構築したと述べている。Exa 250vxは、マイクロ射出成形やマイクロCNCなどの従来のマイクロ製造方法に代わる、信頼性が高くコスト効率の高いマシンと言われている。
同社は、DLP 3D印刷プロセスを活用して正確な層の高さと高品質の表面仕上げを実現し、このマシンが高解像度のマイクロ部品用のさまざまな樹脂と互換性があることも確認している。リリースされると、ユーザーはNano社のD-810材料を使用して印刷できるようになる。これにより、高い構造的完全性を備えた耐久性のある剛性部品を製造できる。同社のFabricaシステムと同様に、オープンシステムポリシーもあり、ユーザーはサードパーティの樹脂を使用できる。
100mm x 100mm x 70mmの造形体積、7.6µmのXY解像度、10ミクロンまでの層厚により、このマシンは小型電気機器部品、マイクロニードル、マイクロフィルター、ジュエリーアプリケーションの製造に適しているということだ。
「マイクロパーツを製造するメーカーは、精度と生産性のトレードオフに直面している」と、Nano Dimension社の積層製造担当シニアバイスプレジデントであるNir Sade氏は述べている。「Exaの開発の一環として、当社はお客様と緊密に協力し、現在Teraで実現している50mmの造形限界を超えるパーツのマイクロレベルの詳細を備えた大量生産など、さまざまなニーズに対応した。その結果、品質、生産性、コストの完璧なバランスを提供するシステムが生まれ、業界にとってゲームチェンジャーとなった」。