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3Dプリンティング市場Q1 2024に合計34億7000万ドル、前年比8%の成長

September, 12, 2024, New York--アディティブ・マニュファクチャリング・リサーチ(AM Research)は、2024年第1四半期の3Dプリンティング市場データと分析を発表した。今年Q1にAM業界の一部にいくつかの明るい兆しが現れたが、前向きな勢いは、新しいAMシステムの販売が滞っていることで引き続きボトルネックになっている。
Q1 2024の3Dプリンティング材料の販売額の伸びは前年同期比で非常に堅調であり、AMの需要が多くの分野で引き続き堅調であることを示している。3Dプリンティングサービス市場も、2023年第1四半期と比較して歯科市場が第1四半期に好調だったこともあり、成長した。

AM ResearchのEVPであるScott Dunhamは、「AMの世界のステークホルダーは、アディティブのあらゆるユースケースに対応し、それでも成功を収めることは非常に難しいことを学んでいる。しかし、それは現在のAM採用の状況と成熟度において、特定のセグメントが好調な業績を上げ、他のセグメントがそうでないため、各期間に勝者と敗者が存在することを意味する。多くの企業は今年の残りの期間に受注残と受注が改善しているが、今年の残りの期間に大幅な回復を予想することには慎重であるべきだ」とコメントしている。

レポートから
・CORE Industrial PartnersによるFathomの非公開化を含むプリントサービスの統合は、アディティブ・マニュファクチャリングに特化した専門知識と、製造能力と市場を横断するリソースの両方を擁する、やや稀有な組み合わせの必要性を浮き彫りにしている。歯科技工所とバイオメディカル企業を除くと、工業製品および耐久消費財のプリントサービスの市場は、2024年に初めて世界の収益が50億ドルを超えると予想されている。
・防衛への取り組みは、Q1以降も3DP/AM業界にとって真の機会につながると見られている。ベクテル・プラント・マシナリー社(BPMI)の2つの重要な発表は、この傾向が実際に起こっていることを示している。
・Q1 2024、金属粉末床溶融結合市場は、過去10年間で2度目の前年同期比縮小となった。しかし、今回も結果はすべてにとって等しいわけではなく、Trumpf、Renishaw、3D Systems、Nikon SLM Solutionsなどのベンダがいずれも大きな売上を伸ばした。
・歯科は、ポリマAM技術にとって最も影響力のある市場であり、最も成熟しているが、3Dプリンティングによる歯科市場での活用には、まだ膨大な機会が待っている。AlignによるCubicureの買収は、口蓋拡張装置や直接プリントされた透明な歯列矯正アライナーなど、新しいアプリケーションに対応するのに十分な堅牢性を持つ材料から、新しいクラスの歯科用機器を直接プリントする取り組みを物語っている。