December, 26, 2023--Nikon SLM Solution社の900台目の金属積層造形機の販売により、Safran社は、NXG XII 600システムを設置する。
Safran社は、Safran Additive Manufacturing Campus(SAMC)において、12個のレーザーを備えたNXG XII 600金属3Dプリンティングソリューションを利用する。同社は、このシステムは、現在と将来の航空機エンジンプログラムに合格する部品を連続して生産するために「不可欠」だと述べている。
Safran社は、NXG XII 600の機能を活用する「次世代航空機エンジン実証機を統合するために概念化された複雑なアルミニウム部品」を「戦略的投資」として、すでに認証している。同社は、NXG XII 600システムにAlSi7Mg0.6-F357を用いる予定で、Nikon SLM Solution社と協力して、航空機機器メーカーの仕様を確実に満たし、維持するためのプロトコルを開発している。両社によるこの共同作業は航空宇宙産業の新たなベンチマークを確立する可能性も秘めていることを示唆している。
「この最初のNXG XII 600は、航空の脱炭素化を目指すSafran社の極めて重要な資産であり、2035年までにカーボンニュートラルの達成に貢献するという当社の野心を強調している」とSafran Additive Manufacturing Campusのゼネラルマネージャー、フランソワ・ザビエ・フーベル氏(François-Xavier-Foubert)はコメントした。
Nikon SLM Solution社のCEO、サム・オリリー氏(Sam O’Leary)は、「今回の納入は単なる取引ではなく、積層造形の未来に対するわれわれの共通のビジョンの証しだ」と付け加えた。「NXG XII 600により、Safran社は記録制作機能を活用できるようになり、航空業界の革新的な進歩への道が開かれる」。
NXG XII 600システムが2020年11月に発売されてから、Safran社は最も新しい導入企業であり、他にはGKN Aerospace社、Divergent Technologies社、MAN Energy Solutions社、およびSintavia社が金属AMプラットフォームを導入している。