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エックスワン社、BMW社がM3/M4シリーズのエンジン中子にバインダージェット3Dプリンターを使用する様子を公開

October, 3, 2023--サム・デイヴィス

BMW社がエックスワン社のバインダージェット3Dプリント技術を使用する様子を、両社が公開した。

米エックスワン社(ExOne)と独BMW社は、2002年から協業関係にあり、BMW社では、エックスワン社の砂3Dプリンター「Exerial」が4台稼働しており、さらに2台が今後導入される予定になっている。

自動車メーカーのBMW社は、ランツフートのLight Metal Foundryでこれらのプリンターを稼働している。この施設は、同社最大規模の鋳造工場で、シリンダーヘッドなど、年間300万個を超える部品を製造している。同施設は、性能と燃費を高めるためにコンポーネントをインテリジェントに設計することに焦点を当てていることから、軽量化CoE(centre of excellence:研究拠点)とみなされている。

BMW社はランツフートの施設で、同社のM3シリーズとM4シリーズの車両に搭載されるB58エンジンの6気筒ウォータージャケット中子の最終製造に、エックスワン社のバインダージェット技術を使用している。エックスワン社のExerialプリンターは、このコンポーネントの製造工程において、複雑な中子の製造に使用されており、BMW社は、金属鋳造の過程で臭いや有害ガスを発生しないとされる、無機バインダー(粘結剤)を採用している。中子がプリントされると、溶融アルミニウムが鋳型の中に充填されて、BMW社の要件を満たす形で最終部品が硬化される。

「当社のデジタル製造プロセスによって提供される最終製品には、新しい製造の未来に向けた青写真を描く、新旧の信頼性できる高度な技術が融合されている」と、デスクトップ金属3Dプリンターを手掛けるエックスワン社のマネージングディレクターを務めるエリック・ベーダー氏(Eric Bader)はコメントした。「BMW社とエックスワン社は、廃棄物を削減し、CO2排出を実質的にゼロにする、よりインテリジェントな設計を採用したサステナブルなシリアル製造に、バインダージェット3Dプリントが使用できることを、共に実証している」(ベーダー氏)。