AM市場､Q2 2022､2四半期連続で前年比27％成長

October, 4, 2022, New York--SmarTechは､Q2 2022 3Dプリンティング市場データを発表｡積層造形(AM)市場は､2四半期連続で総額30億ドル超､前年同期比27％増｡

　2022年第2暦四半期､AM市場連続AM成長､2021年同期間比27％増だった｡とは言え､インフレと世界的サプライチェーン破壊の影響で6連続四半期成長の幸運は終わった｡これは､一部の会社では年次ガイダンスの下方修正にもなった｡しかし､AMスペースの他の企業は､その予想を再確認し､長引く供給混乱の中で､製造革新における積層造形の価値を強調している｡

SmarTechのデータから､金属3Dプリンティング市場が､ポリマ市場に比べて引き続き高成長率であることが分かる｡また､金属は､現在､AM市場の40％を占めている｡全体は､AM装置､材料､プリントサービスで市場を定義している｡

｢この四半期は､AM産業にとってまだ大きな成功であるが､パンデミック中およびサプライチェーン混乱のパンデミック後までの素晴らしい成長の後､全般的な経済状況がAM業界に追いついてきた｡AM会社は全体として､この間､例え成長が最終的に連続して減速しても､まだ最良に位置づけられる状態にある｡われわれは､下半期に突入すると､2022年が業界にとって記録破りの年になると見ている｡2022年以降の展望も非常にポジティブだ｡航空宇宙が､一段と強力になり､コンシューマ製品やエネルギーで新たな機会が勢いを増しているからだ｣とSmarTechのEVPリサーチ､Scott Dunhamは分析している｡

レポートの要点
･Q2 2022､金属AMは強力だった｡ただし､ハードウエアなどの主要セグメントは､数四半期で初めて連続して落ち込んだ｡これは､サプライチェーンによる課題であり､リセッションの恐れによる販売サイクルは長期化する｡
･金属粉末需要は､大幅に増加｡より多くのユーザ､特に航空宇宙が製造を増やしたためである｡粉末販売の連続的成長は､価格が上昇しているが､Q2に加速｡
･ポリマAM市場は､金属市場よりも継続して大きな市場である｡注目すべきは､現在､AM市場が､世界的に四半期で5億ドル以上を生み出していることである｡
･持続するサプライチェーン問題が､動機となって､世界の製造プレイヤは､AMに本気になっている｡半成熟技術､金属粉末床溶融などは､一定程度その需要に応える用意がある｡未開拓市場やアプリケーションに対処するために､新しいAMプリントプロセスの開発は減速しないようである｡

(詳細は､https://www.smartechanalysis.com)