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Titomic、Dycometの買収により、コールドスプレー用金属の3Dプリンティング範囲を拡大

March, 7, 2022--金属3Dプリンティング会社の豪ティトミック社(Titomic)は、オランダを拠点とするコールドスプレーテクノロジー会社のDycomet Europe社(Dycomet)の買収により、グローバルなフットプリントの拡大を発表した。

この買収は、オーストラリアの積層造形会社がヨーロッパ、米国、及びオーストラリアに拠点を置くグローバルな企業になるという野心の「重要な一歩」を示していると言われている。

Dycomet社のコールドスプレーテクノロジーソリューション、研究開発サービス、ソフトウエア開発を追加し、サービス、スペア部品、消耗品の提供を受けることでティトミック社のソリッドステート金属積層造形技術である既存のTitomic Kinetic Fusion(TKF)製品を補完する。これにより、コールドスプレープロセスで異種金属を使用して大きく複雑な部品を製造できる。両社は、航空宇宙や自動車などの主要市場で提携しており、Dycomet社はロールスロイス社、メルセデス社、エアバス社、シーメンス社、フォルクスワーゲン社、及びいくつかの主要大学を顧客に持つと言われている。

ティトミック社の最高経営責任者であるハーバート・ケック氏(Herbert Koeck)は、次のようにコメントしている。「ティトミック社は高圧アプリケーションに重点を置いているが、Dycomet社はソフトエンドの低圧及び中圧市場にサービスを提供している。当社の機械と製品ポートフォリオを補完し、現在の専門知識を組み合わせることで、新しい市場への成長をさらに加速し、現在の顧客に幅広い製品を提供することができる」。

この契約により、Dycometの創設者兼最高経営責任者であるクラース・ロゼマ氏(Klaas Rozema)がティトミックヨーロッパ社のジェネラルマネージャーとなる。

ロゼマ氏は次のように付け加えた。「Dycomet社の新しい所有者が業界を理解していることをうれしく思う。ティトミック社は、当社の現在の製品セットと専門知識を間違いなく高め、次の成長段階をサポートし、チームに豊富な機会を提供する。私は引き続きヨーロッパでの事業を主導し、ハーバートと協力して2つの会社を統合し、2つの事業間の相乗効果を十分に活用できるようになることを楽しみにしている」。

オリジナルコンテンツ:TCT Magazine International
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