Authentise社、Solukonデジタル・ファクトリーツールをaMESに統合

March, 4, 2022--米オーセンタイズ社（Authentise）は、独ソルコン社（Solukon）のデジタル・ファクトリーツールを高度な製造実行システム（aMES：advanced Manufacturing Execution System）に統合することを発表した。

ソルコン社のデジタル・ファクトリーツールは、センサとインタフェースの管理ソリューションであり、継続的なドキュメントとリアルタイムの監視を提供することで、デジタル積層造形プロセスに自動粉末除去を簡単に統合できると言われている。

このソリューションをオーセンタイズ社のaMESワークフロー管理エンジンに統合することにより、同社は、プロセス後の検査記録が改善し、回収された材料をリサイクルすることでユーザーは収益を上げることができると確信している。また、プロセス中のずれを示し、粉末の回収を支援する警告をリアルタイムで受信することもできる。aMESはすでに積層造形機械からデータを取得し、印刷可能なジオメトリーを管理しているため、システムはこの情報をソルコン社のツールに自動的に渡し、既存のaMESによる部品レポートを詳細に評価して、エンドツーエンドのトレーサビリティを確保する。

「オーセンタイズ社との提携により、デジタル・ファクトリーツール導入後の次の論理的な一歩を踏み出した」と、ソルコン社の最高経営責任者兼最高技術責任者であるアンドレアス・ハルトマン氏（Andreas Hartmann）は語る。「シームレスなデータ収集は、製造後のプロセス全体にわたって、積層造形で真の生産ラインを実現する唯一の方法と言える。オーセンタイズ社と共に、データの透明性のギャップを埋め、真のインダストリー4.0プロジェクトへの道を開く」。

「当社が積層デバイスを超えて、後処理装置に対応する機能を拡張したのはこれが初めてである」とオーセンタイズ社の最高経営責任者であるアンドレ・ウェグナー氏（Andre Wegner）は付け加えた。「このメリットはすぐに明らかになる。労働力と材料の効率が向上し、ユーザーのトレーサビリティも向上する。このパートナーシップにより、ユーザーの投資収益率はほぼ即座に向上する。この協業は、積層造形のワークフローに関わるリーダーが利益をもたらすツールを作るだけでなく、より持続可能な産業用積層造形への道を作るための非常に重要なステップとなるという点で、顧客に利益をもたらす」。

今後、両社は、ソルコン社の自動ツールパス作成をオーセンタイズ社のaMESに統合して、ユーザーが特定のアプリケーションに最適な自動粉末除去プロセスを特定できるようにする予定である

オリジナルコンテンツ：TCT Magazine International
https://www.tctmagazine.com/topics/international/