Business/Market 詳細

Essentium独立研究調査、AMが現在連続製造プロセスであると報告

January, 6, 2022, Dublin--産業用積層造形(AM)ソリューションの有力なイノベータであるEssentium, Inc.は、産業用3Dプリンティングの現在および将来の利用についての独立のグローバル調査からの初の一連の調査結果を発表した。第4回年次調査で明らかになったことは、大規模AM利用が、製造業の86%、昨年2倍以上になったことである。

調査結果は、AMが普及しており、プロトタイピングを超えて、機能部品の大規模製造で不可欠な部分になっていることを示している。AMを数十万の部品の本格生産への利用にシフトした企業数は、2020年の14%から2021年には22%に増加した。10以下の部品に3Dプリンティングを利用するのはわずか2%、4年前には17%だった。

調査から分かったことは、大規模製造に3Dプリンティングを利用する最も重要な原動力は、以下のような能力だった。

・部品性能改善(54%)
・設計自由度の増加(46%)
・製造コスト低下(27%)
・サプライチェーン問題の克服(27%)

大規模生産への3Dプリンティング採用を促進する重要な変化は過去2年で起きた。これらに含まれるのは、3Dプリンティング専門技術の取得(45%)、3Dプリンティングハードウエアの価格低下(40%)、AMの投資対効果の改善(39%)、3Dプリンティング技術のスケーラビリティ向上(39%)。

回答者の大半(94%)は、3Dプリンティング技術が成熟すると製造業は製造コストを数十億ドル削減できると考えている。しかし、3Dプリンティングへの将来を見据えた大規模投資を考えると、以下の点が重要な戦略的考慮事項に含まれる。

・3Dプリンティングが、既存機械と統合され,工場フロアで実際に機能する(49%)
・設計者とエンジニアが、特殊な「3Dプリンティングのための設計」知識と技術を取得する(39%)
・財務チームが、コストと価値の関係について深い理解を発展させる(39%)
・パーツやツーリングのための材料の長期可用性(34%)

EssentiumのCEO、Said Blake Teipel は、「アディティブ技術は、世界中の製造業が部品をデジタル的にプリントするところまで成熟した。伝統的な方法には挑戦であるスピード、規模、経済性を製造業が必要としているからである。AMは、世界的に製造を変革し、より分散的で強靱な価値連鎖を可能にし始めているので、われわれは顧客やパートナーと協働して、この新しい製造時代の対価を確実に刈りとれるようにする」とコメントしている。

(詳細は、https://www.essentium.com/)