メルティオ社、BFW社と提携－ハイブリッド型積層造形ソリューションをインド市場に投入へ

December, 14, 2021--メルティオ社はBFW社と戦略的パートナーシップを締結した。

金属積層造形の新興企業であるスペインのメルティオ社（Meltio）は、同社のレーザ金属堆積技術をインド市場に投入することを目的に、BFW社（Bharat Fritz Werner Ltd.）と提携を交わした。

メルティオ社は、新材料を含む一連の金属3Ｄプリントソリューションを展示したFormnextで、この提携を発表し、インド最大規模のCNC工作機械メーカーであるBFW社との提携は、同社のAM製品とハイブリッド型製造ソリューションの同国全土にわたる展開において、「重要な役割」を担うことになると述べた。

メルティオ社の最高経営責任者（CEO）を務めるアンヘル・ラヴェロ・ロペス・デ・ヴィラルタ氏（Ángel Llavero López de Villalta）は、「世界は変化しており、メルティオ社の革新的な技術と、BFW社の（世界で最も重要な市場の1つである）インドにおける確固たる地位を結ぶこの戦略的提携は、来たる第4次産業革命（インダストリ4.0）に向けた最先端ソリューションを生み出すことになるだろう」と述べた。

メルティオ社のプリントプロセスは、標準的な溶接ワイヤのフィードストックを使用して、さまざまな業界を対象とした産業用金属部品を造形する。この技術は、メルティオ社製の3Dプリンタである「Meltio 450」を使用するか、ロボットやCNCに統合してハイブリッド型の製造方式として採用することができる。BFW社は、インドの製造業界向けのBFW社の機械にメルティオ社の技術を統合する業務を担当する予定で、航空宇宙、防衛、自動車、採鉱を主要業界として挙げている。

BFW社のCEOを務めるラヴィ・ラガヴァン氏（Ravi Raghavan）は次のようにコメントした。「メルティオ社の革新的な積層造形技術に大いに感銘を受けている。この提携は、さまざまな産業分野の発展の扉を開き、競争上のメリットを顧客にもたらすものだ。顧客に先進的なソリューションを提供するという共通のビジョンを掲げるBFW社とメルティオ社が切り拓く未来に、胸躍らせている」。

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